〈低学年からおすすめ〉すきま時間に「論理力」「思考力」を育てるドリル

家庭学習

カラフルで目立つので、本屋さんに行くたびに目に留まっていたこのドリル。
パラパラと立ち読みしてみたら問題が面白く、子どももやる気だったので買ってみました。
結果、遊び感覚でできる すきま時間にちょうどいい脳の体操になっています。


「5分で論理力思考力ドリル ちょっとやさしめ」
ソニー・グローバルエデュケーション 著

低学年からおすすめの理由

対象年齢は10歳から120歳までとなっていますが、
2年生の次男も楽しんでいます。

その理由は、

難しさが「★☆☆」「★★☆」「★★★」の3段階になっていて、
「★」は自分で、
「★★」は私と、
「★★★」はヒントや解説を見ながら進めているからです。

問題の裏にある2段階のヒントも、低学年から理解できるような易しい言葉で書かれています。
ヒントといっても、これをきっかけに解答がひらめくかな?というものではなく、
どちらかというと、まっすぐ解答に繋げてくれるようなものです。

別冊の回答も、分かりやすい解説付きです。

自分で解けなくても、「解説を見て、こういう考え方があるのかと知るだけでも学びになる」内容です。

「論理力」「思考力」が育つ理由

ソニーの研究所のエンジニアたちが生み出した新メソッド、「5つの思考回路」別に問題がまとめられていて、
すべてを網羅することで、効果的に論理的思考力を身につけられる仕組みになっています。


「5つの思考回路」とは
「スキャン回路」…問題の本質を見抜く
「クリエイト回路」…新しい方法をひらめく
「リバース回路」…ゴールから逆算して考える
「ノック回路」…ありうる可能性をすべて洗い出す
「ステップ回路」…解決に向けて手順を組み立てる

問題を解いている間は、どの思考回路を使っているのかなんて全く意識しませんが、
改めて見てみると、確かにそれぞれの思考回路をうまく利用する問題になっていて、なるほどと納得しました。

長男と次男で、得意な回路がはっきり違うのもおもしろかったです。

問題例

本の帯に出されている問題です。

「ある年の8月は水曜日と日曜日が同じ数だけあります。では8月1日何曜日?」

この問題は、
長男は自力で解きましたが、次男は問題の意味も分からない状態でした。
一つずつヒントを見ていき、解答の解説を読みながら理解したようですが、
「1カ月の間に4日しかない曜日と5日ある曜日とがある」ことを、初めて意識したようです。

すきま時間での活用方法

私が自分のすきま時間に1問ずつ出題しています。
ご飯の支度に入る前など、子どもたちは別の遊びをしていますが、「これ解ける~?」「問題出すよー」というと、すぐに熱心に考え始めます。

どの回路の問題もしっかり取り組む工夫としては、家で余っていたシールを活用しています。

長男は赤、次男は緑と決めて、
「解けたら大きなシール」「解けなかったら小さなシール」をはって、小さなシールは後日もう一度挑戦しています。
 ←長男はクリア、次男は再挑戦!
←長男も次男もクリア!

 

そろそろ全問解いてしまいそうなので、同じシリーズの「普通」「ちょっと難しめ」などにも挑戦しようと思いましたが、
例題をみてみたら すきま時間にやるには難易度がたかそうだったため、保留中です。

低学年~5年生くらいなら、この「ちょっとやさしめ」がおすすめです。

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