積み上げられたブロックに、たし算などの答えを記入しながら進んでいく「計算ピラミッド」。
「計算ピラミッド」とは?
市販のドリルにも使われている計算練習方法で、着実に計算力が身につきます。
うちでは「雪だるま算」とよんでいて、4歳くらいから家庭学習に取り入れています。
今(次男6歳)ではこれくらいの計算が楽々できるようになりました。
[やり方:一番下の段に好きな数字を入れる→となり同士の数字をたして、答えを上の段に書く]
このページでは、子どもがすすんで、
楽しく続けられるポイントをまとめています。
楽しく続けるには、「手づくりの」問題がおすすめな理由
家庭学習用のノートを一冊用意して、手書きのピラミッドを作っています。
気づけば長男の時から、
一度も計算用のドリルや問題集を買ったことがありません。
①好きなイラストを入れられる
このピラミッドに子どもの好きなイラストを入れると、子どものやる気が全く違いました。
画像のとおり、決して絵はうまくないのですが、「今日はねこだ!」「お城だ!」「今日の雪だるま高いーー!がんばるぞー!」と、楽しく始めてくれます。
動物好き→
ハロウィンの時→
オリンピックの時→
ゲームの「スマブラ」にはまっているとき→
誕生日前→
②高さや数字を決められる
その日の気分や 他の家庭学習とのバランスでピラミッドの高さを変えられたり、その時の計算力ややる気に合わせて、最初の数を決められます。
高さや最初の数は、親が決めてもいいし、子どもと一緒に決めてもいいし、「好きな数字からはじめていいよ」と子どもに任せてみてもおもしろいです。
全部「1」にしたり、すごく大きな数字をかいてしまって、あとで泣いたりすることもありました。
やる気がない日の問題→
やる気がある日の問題→
③簡単で低コスト
イラストは、一番上のマスに書くだけでもいいのでとても簡単です。
たとえば一番上のマスをイチゴにしたりおにぎりにしたり、何でもいいです。
それぞれのマスに目と口を書くだけでも「今度は困った顔のマスだー」と楽しんでいます。
準備の時間はほんの数分か数十秒。
そして必要なのはノート1冊。とても低コストです。
レベルアップバージョン
毎日イラストでもネタがつきますし、作業自体は単調なので親子とも飽きてくることもあります。
また、できるだけ多くの計算を無理なくこなしてほしいので、雪だるま算を進化させました。
①ピラミッドの途中に計算を追加
ピラミッドの途中の段に、簡単な計算をプラスします。
引き算をつかったり、「×2」などで掛け算に慣れる機会にしています。
②奇数偶数で分ける
ピラミッドの計算が終わったら、奇数には×偶数には〇をつけてもらいます。
「半分こにできる数字が偶数、できない数が奇数。1の位だけで判断できる」ということを教えただけですが、
続けているうちに「奇数+奇数=偶数」「偶数+奇数=奇数」「偶数+偶数=偶数」になることを発見していました。
奇数偶数分けをやり始めのころ。18は偶数だよ~→
やる気のある時は、偶数の下に、半分に分けた数字を書くようにしています。
③逆ピラミッドで引き算も
たし算に慣れてきたらなるべく早く引き算も始めて、
どちらも同時に伸ばしていくと、引き算に対する苦手意識が付きにくいように思います。
ひき算の時は「つらら算」とよんでいて、「大きい方の数ー小さい方の数」をしながら下に進みます→
公文式、百マス計算との違い
計算力といえば公文式、または「百マス計算」が有名ですよね。
公文式は小さな数から徐々に徐々に大きな数字の計算になり、膨大な量をこなしながら基礎を固めていく(体験授業でのイメージです)。
百マス計算はタイムを測ることでどんな数字が来ても瞬時にこたえられる瞬発力が身につく。どちらも、続けられれば本当に計算力が付くと思いますが、うちではどちらも単調なため、親子ともすぐに飽きて続きませんでした。
計算ピラミッドでは、一番上までたどり着く達成感、数が増えていく感覚、そして手作りだと楽しいということもあり、続けられています。
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