トマス・ゴードン博士の「親業」を読んだ感想

家庭学習のためになる本

アメリカでベストセラーになり、世界19か国で読まれたトマス・ゴードン博士の「親業」を読みました。
日本でも大評判になった本書は「子供がいかにそだつか」ではなく「子供が育つ上で親がいかに関わるか」という親側に視点をあてた内容です。

翻訳独特の回りくどさと文章量に負けて、興味のあるほんの一部分しか読みませんでしたが、自分で覚えておきたいと思ったことや、それに対する感想などをまとめました。

親として、どのタイプに当てはまるか

要約

親の子どもに対する態度には「勝者型」「敗者型」「動揺型」3つの型がある
一番多いのは「動揺型」だが、「勝者型」「敗者型」どちらかしかないという考えに問題がある。
著者が提案しているのは親子間に勝ち負けを出さない「勝負なし法」である。
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 「勝者型」
・子供の行動に制限を持たせる
・親と子の意見が違う場合、親が正しいという方向で解決する
・子供が従順であることを期待する
 「敗者型」
・子供に大幅な自由を許す
・子供に寛容であることを誇りにしている
・親と子の意見が違う場合、子供に不満を残さない方法をとる
 「動揺型」
・勝者型と敗者型の間を揺れ動く
・勝者型のように厳格に接する→子どもが窮屈に感じてトラブルが発生すると、敗者型となり甘くなる
・敗者型のように寛容に育てる→子どもが奔放になりすぎると慌てて勝者型となり厳しくする

私は自分が親として3つのうちどれに当てはまるか考えたのですが、自分を客観視することは難しいですね。
子供達には「やるべき事をやったらあとは自由」としているので、「勝者型」と「敗者型」の「混合型」とでも言いたいところですが、どうちらかというと「勝者型」になるのかな、、、?

自己肯定感を高める、具体的な言葉

要約

親が子供をそのまま受け入れることが大事。
また、受け入れるだけでなく「受け入れていると子供に伝える」ことが必要
一つの方法として「干渉しないこと」が挙げられる。
子どもがやろうとしていることに否定はもちろん、アドバイスや賞賛もせずに黙って見守ること。子供の話を聞くときも同様に、否定はもちろん、アドバイスや賞賛もせずに相槌を打つ
「そうだったの」「面白いね」「そうか」「ふーん」など。
話の続きを促すときは
「それについてどう思う」「それについてもっと知りたいな」など。
子供が何かをやろうとしている時や、話をしている時、私はついつい「それいいね」「これ使ったら?」など、褒めたりアドバイスをしたりしがちです。
それがすべて悪いわけではないと思いますが、黙って見守り、干渉しないことや、否定や肯定もせずに相槌を打つことは、相手(子供)に決定権を委ねていることを示すことになり、今でいう「自己肯定感」に繋がるのいうことです。
全く干渉しないことは難しいですが、余計な口出しは控えようと思いました。

まとめ

今回はほんの一部しか読めませんでしたが、納得した部分は取り入れながら、より良い子育て方法を探っていきたいです。

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