下の子もとっくに5歳を過ぎてしまいましたが読んでみたところ、
入塾を控えた中学年の上の子にも参考になる内容でした。
4~5歳から、4年生くらいの入塾前のお子さんがいる方におすすめです。
主な内容
- 中学受験に必要な力とは
小学校の授業と中学受験で求められる内容の具体的な違いや、入塾後のスケジュールなどを詳しく紹介されています。
また、入塾前にやっておくべきことや、学習には早めに取り組んで、やり方など失敗しておくべきだということにも触れられています。 - 学びにつなげる親のかかわり方
幼児期からの遊びや体験、それに対して親も一緒になって楽しむことが大切。
数や言葉や図形感覚は、遊びで身につけられる。
掃除や料理などの家事も重要な遊びになる、ことなどが
効果的な声掛けや具体例などと合わせて紹介されています。 - 頭のいい子が育つ環境
子どもがいつも座る場所から見えるように時計やカレンダーなどを配置。
勉強する場所には気が散るものを置かないという具体的なアドバイスに加え、逆に勉強する場所を制限せず、
内容によってはリラックスしながらソファでやることもありということが紹介されています。
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参考になった点
- わが子の「学習タイプ」の見分け方
<視覚優位><聴覚優位><身体感覚優位>の3つにわけられた学習タイプのうち、判定シートでわが子がどのタイプに当てはまるかを確認します。
それぞれにあったかかわり方のコツが紹介されています。
うちは長男が聴覚優位、次男が視覚優位という判定でしたが、とても納得しました。長男は一度聞いたことは何でもよく理解していますが、
次男は聞いただけの情報はほとんど覚えていません。
逆に次男は地図や色分けしたグラフ、マンガのイラストの細部まで覚えています。聴覚優位の子どもには「丁寧な言葉で論理的にはなす」、聴覚優位の子には「結論を先に、速いテンポで話す。図やグラフを使う」といいとのこと。
これから意識してみます。 - 「ちゃんと考えて」という声かけは効果なし
少し難しい問題を子どもが簡単にあきらめてしまった時、
「もうちょっと考えてみて」と安易に言ってしまっていましたが、
多くの子が「考えるとはどういうことかわかっていない」ため、効果的ではないとのこと。そんなときは
1、今どんな問題を解こうとしているのか
2、何を聞かれているのか
3、どんな知識が使えそうか
のステップで問いかけをするといいとのこと。
特に算数の文章問題などで使えそうな声かけステップですね。 - 4年生で入塾後の1週間のスケジュール
スケジュール表になっていてわかりやすかったです。
長男が入塾を控えているのでとても参考になりました。
が、あらためてハードなスケジュールだなと感じました。 - 子どもには何もしない時間、ぼーっとする時間が必要
勉強でも遊びでも、何かを学んだあとに今やったことを振り返り、消化・吸収する時間が必要。
これはハッとさせられました。予定を詰め込んでいたわけではないけど、うちの子は一緒に遊ぶのをとても喜ぶので、幼稚園の帰りは公園、帰ってきたらいつもの家庭学習して終わったらトランプやすごろくをしてあそんだり、寝る前は何冊も本を読んだりと、あまりぼーっとする時間はなかったかも。
もう少しほったらかしの時間を増やそうと思いました。
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