兄弟どちらも本が好きで、
「子どもの語彙力を育てる本の選び方」でも書いたとおり、過去3年間だけで1500冊以上の本を読んでいます。
過去に読んだものの中から、
【語彙力が育つもの】
【知識がつくもの】
【心の栄養になるもの】
という視点で、「星★」~「星★★★★★」をつけておすすめします。
面白さ ★★★★★ のおすすめ本
笑える面白さだけでなく、子どもたちが「何度も何度も読んでいた」「よくできていて感心する」というものを選んでいます。
コんガらガっちの絵本/ユーフテラス
テレビ番組「ピタゴラスイッチ」を制作しているユーフテラスの、指でたどる絵本
シリーズ8作すべて読みましたが、第一作の「どっちにすすむ?の本」と忍者姿の「 ぬきあしさしあし すすめ!の本」がお気に入りでした。「どっちにすすむ?」の丼を作るページが大好きで、画用紙に自分たちで別メニューを描いたりして楽しみました。
語彙力 ★☆☆☆☆
知識 ★★☆☆☆
心の栄養 ★★☆☆☆
おうさまがかえってくる100びょうまえ!/柏原 佳世子
「王様が帰ってくるぞ―!!帰ってくるまで…あと100秒だ!100秒で部屋を片付けろ――――!!」
ほとんど文字はなく、数字を数えるだけで進んでいきます。ハラハラしながらページをめくり、最後は間違い探しをしながら笑える絵本です。ご飯の前に長男が「100秒でかたづけろー!」と叫ぶようになりました。
語彙力 ★☆☆☆☆
知識 ★★☆☆☆
心の栄養 ★★☆☆☆
語彙力★★★★★ のおすすめ本
どんな本を読んでも語彙力はつきますが、特に普段耳にしない単語や言い回しが頻繁に出てくるものを選んでいます。
日本名作おはなし絵本/小学館
かちかちやま、へっこきよめどん、はなさかじいさん などなど、定番の昔ばなし全24巻
昔ばなしは語彙の宝庫です。昔ばなしの絵本は他にもたくさんありますが、このシリーズはどれも絵がユニークで、言葉も現代に寄せすぎず、心地よい文章です。姉妹シリーズで「世界名作おはなし絵本」もありますが、「うす」や「はたおり」「茶釜」など、日本のものに触れられるこちらのシリーズが特におすすめです。
語彙力 ★★★★★
知識 ★★★★☆
心の栄養 ★★★★☆
こどものころに見た空は/工藤直子
全編ひらがなで統一された、やさしい詩集
1編1編が短い詩集。すべてひらがななので、小さな子どもでも読むことができ、一つひとつの言葉がしっかり届きます。少し大きくなった子には温かい想像力が膨らむような内容。
語彙力 ★★★★★
知識 ★☆☆☆☆
心の栄養 ★★★★★
知識 ★★★★★ のおすすめ本
知識といっても難しい本ではなく、お話や内容が楽しいことを前提に、自然と知識が付くものを選んでいます。
マジックツリーハウス/メアリー・ポープ・オズボーン
地理や世界の歴史などの知識が自然とつく。シリーズ累計の発行部数1億5000万部以上のベストセラー!
図書館で数冊借りたのち、すぐに買い集めはじめ、現在44巻まで揃いました。アメリカのジャックとアニーという兄妹が過去の偉人や歴史的瞬間にタイムスリップするお話で、地名や出来事はほぼ実話。国名、地名、歴史的出来事に詳しくなります。しかもジャックは長男に、アニーは次男に性格がそっくりなので、それぞれ感情移入しながら楽しく読んでいます。
語彙力 ★★★☆☆
知識 ★★★★★
心の栄養 ★★★☆☆
くらべる図鑑/小学館
動物・植物・惑星・乗り物、なんでも比べて楽しめる!
図鑑なら何でも様々な知識がつきますが、この図鑑は「くらべる」ことでよりイメージしやすく、あらゆるものの大きさや速さなどが実感できるようになっています。我が家にあるのは初代のものですが、今は「新版」が出版されています。
語彙力 ★★★☆☆
知識 ★★★★★
心の栄養 ★★★☆☆
心の栄養★★★★★ のおすすめ本
動物や自然や友情など、大人になっても心に残るような本を選んでいます。
大型版 あらしのよるにシリーズ/きむら ゆういち
オオカミとヤギ、「食うもの」と「食われるもの」の友情がシビアに描かれたメッセージ性のある絵本
全7冊のシリーズ。図書館で1冊目を立ち読みした後、すぐにシリーズすべて買い揃えました。肉食動物と草食動物が、何の違和感もなく手をつないでお弁当を食べるような絵本も多い中、お互いが「食うもの」と「食われるもの」であることを意識し、しかも仲間からの迫害を受けながら友情をはぐくむお話です。
複数の出版社から出ていますが、挿絵が一番好きなものを選びました。
語彙力 ★★★☆☆
知識 ★☆☆☆☆
心の栄養 ★★★★★
「ふくろうくん」や「ふたりはともだち」シリーズ/アーノルド・ローベル
独特の感性と、クスっと笑えるユーモアあふれる絵本
一見、表紙も文中も色合いがさみしく「昔の絵本」という雰囲気ですが、読み進めるとキャラクターの可愛さ、憎めなさにぴったり合った優しいデザインだと感じるようになります。それぞれ短編集になっていて、一つ一つのお話が終わるたびに、子どもたちが感想を言い合うほど余韻があります。「ふたりはともだち」の中の1話は、小学校の教科書にも出てくるそうです。
語彙力 ★★☆☆☆
知識 ★★☆☆☆
心の栄養 ★★★★★
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